今回は賀茂郡の河津町にある伊豆急行河津駅へ来てみました。周辺にはスーパーや商店もあり熱川や稲取と比較していかにも温泉街という雰囲気が薄い感じですが、河津温泉郷の玄関口であり、伊豆の踊り子でも有名な地です。
伊豆急行の駅は山と山の間の谷間に作られ高架駅というパターンが多いですが、この河津駅もまた例外ではなく高架駅です。
地形の為開業当初から高架であり、都市部の様に列車本数が多く踏切を解消する為に近年高架になった訳ではありませんが、コンクリートの高架駅を見ると近代的に見えます。
そして先程も書きましたが、伊豆の踊り子で有名な地ですから、駅前には伊豆の踊子の銅像もあります。伊豆の踊子像は河津町内に複数あります。
そしてここもまた河津温泉郷の玄関口ですから駅広場には温泉櫓を模した「和み湯」の銘板もあります。ここは足湯ではなく強いて言えば「手湯」といった場所になります。
ここ河津駅から天城峠にかけてはこの地の観光名所が点在する場所でもあり、案内板も出ています。
駅舎内。特急が停車する有人駅で出札窓口もありますが、この賑やかな雰囲気は日中のみで夜間は無人駅となります。観光客が東京行きの電車に乗る、あるいはホテルにチェックインしてしまえば、あとは地元の方が使うローカル駅になりますので、致し方ないことかもしれません。
続いてホームの上を見ていきましょう。
駅名標。
河津駅もまた特急停車駅で、2本の線路はそれぞれ下り本線、上り本線と分けられ、一線スルー構造ではありません。
それは出発信号機を見ると明らかです。左側に上り出発信号機はありますが、右側の線には出発信号機がありません。
稲梓方も同様、左側に下り出発信号機が存在するのみです。
下り出発信号機を通り過ぎた下り列車は河津桜で有名な河津川を渡り、次の稲梓駅を目指します。
この駅もまた山と山の間に作られた橋上の駅になります。
最後に上りホームで見かけた取って付けた様なガードレールです。昭和36年からのものなのか、時間の経過と共にここに設置する必要が生じて後から取り付けられたものなのか、気になります。
しかし後方の壁の柱と比較すると綺麗にも見えますので、後年必要になって設置した感じでしょうか。