今回は網元料理 徳造丸 魚庵(伊豆稲取国道店)で金目鯛兜付きてんこ盛りあら煮膳を食べてみました。魚大好き系の人には宝探し感もあり、お得感もあるおススメの膳です。
入口入ってすぐのところにある皿が格好良かったので、思わず撮影しました。後ろにもありますが、定食、丼のご飯とお茶漬け用のだしはおかわり無料です。
他にも色々メニューはあります。「おススメ」とは言ったものの昔は捨てていたあらの部分ですから食べるのは正直面倒です。「魚を食べるのが面倒!」という人は上の大漁船盛り刺身膳を注文した方が多分幸せになれます。
「出された魚をどこまで食べれるか?」みたいな探求心旺盛な人におススメです。一般的な料理では出てこない超美味な部分も含まれます。
早い話がアラの煮付けですから少し時間はかかりますが、無事着弾です。それではメニューを見ていきたいと思います。
左上の一番大きな器がこの膳のメインディッシュ「金目鯛のアラ煮」です。東京なら小鉢を付ければ刺身定食のメインディッシュになる刺身の盛り合わせさえもこの膳では脇役です。そして珍味3種と黄めしは徳造丸の定食全店共通の仕様です。
大きな兜が一番上に載っており、その下にはアラ部分が盛りだくさんです。てんこ盛りの名に恥じないボリュームです。
閉店間際で店内に殆ど人がいなかったので、引きで撮らせてもらいました、こうして見るとかなりのボリュームです。
金目鯛の脂身です。肉と異なり脂肪分の甘みだけで胃がもたれる様なくどさがありません。これは普通のメニューでは出てこない部分なので是非食べて欲しいところです。
目の周辺は身がしっかりあり、この部分の身もまた美味です。まぐろのカマは有名ですが、エラ周辺なども美味しいところです。皮も食べられますから、骨以外は全部食べられます。
こういうメニューを食べるにあたり一つアドバイスをすると、「食べられないと思ったら吐き出せば良いのであって、まずは見た目で判断せず口に入れてみる」というところでしょうか。
合う、合わないもありますし、例えば目などは見た目のグロテスクさとは対照的に軟らかくて美味しいです。しいて言えば、骨を思いっきり噛んで歯を欠けさせない点を注意すれば良いかと思います。
あんなに黒い容器にいっぱいだった魚のアラも食べてしまえばこんなに小さくなります。
しかしボリュームがありました。私はだいたい徳造丸で最初の1杯も含め3杯ご飯を食べるのですが、今回は2杯でお腹いっぱいでした。文字通り金目鯛のアラがてんこ盛りだったので、それでお腹がかなりいっぱいになった感じです。
お魚好きには是非TRYして貰いたいメニューですが、アラですから一般的な料理で出された魚の数以上は作れません、数量限定です。あればラッキー是非TRYしてみてください。
通販を利用すれば、徳造丸の味を自宅で再現することが可能です。