伊豆急行は私鉄線ですが、幾つかの駅では駅弁を購入することが出来ます。私が確認した範囲では駅弁は伊豆高原駅、伊豆熱川駅、伊豆急下田駅で購入出来ますが、それぞれ17:30、16:30、17:00には閉店してしまいます。伊豆の夜は早いです。
今回はそんな駅弁の中でも一番人気と言われている「金目鯛押寿司 匠の三種」をご紹介します。
長方形の黒いパッケージには押寿司の写真がデザインされています。伊豆といえば金目鯛が有名ですが、こちらは下田ブランドの金目鯛を用いています。
同じ海ですが、稲取、下田は金目鯛、北川はアジをウリにしています。
パッケージの写真の通りストレートに金目鯛の美味しさを楽しめる「金目鯛押寿司」、炙りで香りを立てた「金目鯛押寿司
炙り」、そして変化球的に金目鯛のおぼろを用いて、もう一つの伊豆名産品山葵の葉で巻いた「金目鯛おぼろ山葵葉巻き」の3種がそれぞれ2貫ずつの計6貫です。
人気メニューだけに伊豆高原の駅弁店には同じデザインの看板が大きく掲げられていました。
「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ2016」の地域部門優秀賞を獲得したばかりではなく、 伊豆急行線の駅弁販売において、年間1万食以上売れているそうです。
そして付け合わせも山葵の茎!金目鯛と山葵という伊豆二大名産品がこの駅弁で楽しめる訳です。
ところで伊豆では新鮮な金目鯛を食べられるお店も数多くあります。しかし押寿司というのはご飯と併せてからの熟成が必要なメニューでもあります。
作って少し時間が経ってからの方が美味しいという訳です。そう考えると押寿司というメニューは駅弁にピッタリの料理とも言えます。
そして個人的には金目鯛の姿をしていませんが、「金目鯛おぼろ山葵葉巻き」が一番美味しく感じました。金目鯛の新しい食べ方発見という訳です。
金目鯛の刺身、寿司、煮付けは海辺のお店で食べることが可能ですし、お土産店では金目鯛の干物を買う事も出来ます。しかし押寿司という食べ方はこの駅弁が初でしたので、そういう点でも食べてみて良かった駅弁です。
そしてキンメ電車の中で食べられれば、金目鯛づくしで大満足になるかもしれませんね!