
本日は猪のスペアリブを頂いたので、自宅で調理してみたいと思います。
「伊豆なのに何で魚ではなく猪なの?」と思う方もいるかもしれません。確かに国道135号線を走っていると「伊豆=海」というイメージですが、伊豆半島の航空写真を見て貰うと一面濃い緑で「伊豆=山」でもあることがご理解頂けるかと思います。
ちなみにジビエの話をすると伊豆の山には鹿も生息しており、鹿肉も手に入ることがあります。そして熊は伊豆半島には生息していない説がありましたが、2022年頃だったかに鹿用の罠にかかった熊が河津の山奥で発見されたことがありました。
そんな土地柄もあり天城峠の近くには「天城いのしし村」というテーマパークも存在した位で、伊豆半島には猪は馴染みのある動物です。

スペアリブとは肋骨付近の部位で肋骨に付いた肉を頂きます。伊豆の山々にある木の実、昆虫を食べ自然の中で伸び伸びと育った健康そのものの猪の肉です。有難く頂きます。

調理方法としては塩コショウを振りかけ、鉄板が良く当たる面に焦げ目を付けます。そして蓋をして弱火にして、じっくり中まで火を通す感じです。

焼き上がりました。骨を1本、1本引き離しながら周辺の肉を食べる感じです。
馴染みのある肉で一番近いのは豚肉の感じでしょうか。人によっては「猪肉は臭みがある」という方も居ますが、私は猪肉に臭みを感じたことが無くむしろ旨味のある豚肉を更に美味しくした感じと表現した方が良いと思っています。
脂肪分もありますので、アツアツに食べると甘みも増して最高に美味です。今回余計なソースなどを使わず塩コショウだけで「美味い!」と言い切れるクォリティな訳です。

「ご飯がススム美味さ!」と表現したいところですが、実際のところ肉は美味くて骨から外すのに集中しすぎました。結果は肉を食べ終わってもご飯が半分位残っている位で、冷蔵庫にあるわさび漬けに助けられました。
河津から天城峠にかけてのところでは猪料理を出すお店もありますので、是非猪肉も食べてみて欲しい伊豆の味です。
 
      

 
         
         
         
        