IZU PIXでは伊豆地方で見られる風力発電用の風車もご紹介していますが、風車に対する知識があればもっと楽しめるであろうと今回は風車についての雑学を詰め込んでみました。
次回風車を見に行く際このページをブックマークして頂き、会話のネタにでもして頂ければ幸いです。
■ 風車の向きは変わる?

地上から見ると見上げる様な大きさの風力発電用の風車なので、ブレード(羽根)がクルクル回る以外は固定されていると思われがちな風車ですが、風向きによって風車の向きが変わります。

別日に撮影した同じ風車です。手前の風車の向きが上の写真と比べ約180度逆向きになっているのが分かります。
これら大型の風車はアップウィンドウ方式といって、風上側に風車のブレード、風下側にナセル(軸の箱)が来ます。写真の場合風は左から右に向かって吹いています。
逆の言葉でダウンウインドウ方式といってナセル側からブレードに向かって風が吹いた時に発電するモデルもありますが、小型機が中心で現在は製造されていません。
■ 羽の角度も変えられる?

実は動かなさそうで実は動く部分で言えばブレードも動きます。アップで撮影すると軸を中心に回転出来そうです。先程の「向きを変えられる?」の写真を見て頂くと2枚の写真でブレードの角度も変わっていることが見て取れるかと思います。
風をしっかり受け止めて効率的に風車を回す角度から風をスルー出来る風と垂直な状態まで状況に応じて角度を変えられます。

このブレードの角度を変え風から受ける力を調節する考えは船舶の可変ピッチプロペラーに通ずるものがあります。日本では飛行機で言えば戦前頃から三菱九六式陸上攻撃機にも採用されていた技術です。
また船舶では戦後から普及が進みましたが、大型船では昭和39年に青函連絡船津軽丸型にも採用されています。軸の動きを一定に保ちプロペラの角度を変えることにより速度や前進後進が自由自在に出来る為、現在殆どの商船はこの可変ピッチプロペラーを採用しています。
■ その他風車の雑学

そしてブレードの接続部の直径は機種にもよりますが、人間の身長位あります。黄緑色部分に私が立って撮影をしたものを塗り潰しています。大きな構造物だとは理解出来ますが、高い場所にある為部品1つ1つは想像以上に大きいものです。

そして東伊豆の風車の様に一部の風車は羽根の先端が曲げた様な形状になっています。これはウィングレットと呼ばれ空気抵抗を軽減させます。
羽根や翼が空気を斬る時、先端側に「翼端渦」と呼ばれる気流の渦を生じさせ、それが空気抵抗となります。このウイングレットを装着することにより「翼端渦」を大幅に小さくすることが出来、航空機の場合数%の燃費向上にも繋がっている様です。
風車の場合も回転抵抗を減少させ風車を効率よく回転させるのに一役買っているのは容易に想像出来ます。









