
北海道で廃線跡や炭鉱遺構を巡っていた時、やはり最も恐れていたのが熊です。昨日熱海で熊が捕獲されたからという訳ではないですが、今日は熊の話をします。
■ まずは出会わない様にする

こちらは廃線跡ですが、こんな場所に行ってばかりでしたので当然「熊に出会わない様にするには?そして万一熊が出たらどうする?」と考えておく必要がありました。
「出会わない様にするには?」という疑問には冬眠から目覚める春、冬眠前の秋は危険度が増すという話を聞きました。また1日では早朝、夕刻が危険とも聞きました。散策をするなら真夏の日中か、逆に一面雪の冬が比較的安全と考えていました。
しかしこれを守れば確率は確実に減らせられるかもしれませんが、絶対ではありません。日中にクマに襲われた事例はありますし、最近は冬眠しない熊もいます。
あとは私の場合は登山ではなく遺構の撮影でしたので、なるべく行けるところまで車で行く、車からなるべく離れない様なことも考えました。いざという時車は強力なシェルターになってくれます。
■ 熊鈴は?
次に熊鈴ですが、熊に人間の存在を知らせるという意味では効果があります。しかし人を恐れる熊には効果的ですが、人を餌と認識している熊には当然ながら逆効果です。私はそういう理由で熊鈴は持っていませんでした。
■ 熊スプレー

最後に熊スプレーに対する考えですが、これも完全ではありません。熊が向かって来た時に助かる確率が僅かに上がる位だと思っています。
私の様な素人よりはるかに熊を知り尽くしてライフルを持っているハンターが、返り討ちにあって命を落とすのが熊の戦闘能力です。熊スプレーを持つことにより安心して行動が大胆になる位なら、熊スプレーは持たない方が良いと思います。
それでも山に入る必要があり、熊スプレーが必要な方も居ると思います。現在はネットで容易に購入出来ますが、「EPA認証」と明記されているものを選ぶと安心です。
日本では熊スプレーに対する性能基準がありませんが、アメリカでは米国環境保護庁による有効性や安全性基準をクリアしていなければなりません。それをクリアしていれば「EPA認証」と記載されているので、一応安心出来ます。
一番信頼できる製品といえば「カウンターアソールト(COUNTER ASSAULT)」ではないでしょうか。1998年に初めてEPA登録を取得したベアスプレー としても知られています。
知床財団のレンタル熊スプレーにも採用されている様です。
しかし昔は1万円少々だった「カウンターアソールト(COUNTER ASSAULT)」ですが、数年前から日本で熊出没のニュースが増えると価格が上昇してしまいました。
しかし数年前はまだそれ程ひっ迫した危機感も無かったので、EPA認証のものだったらもう少し安いのでいいだろう・・・。と私が購入したのが↓です。半額位で購入出来ます。
しかし命を守るものだからケチるところじゃないだろう?と考えれば「カウンターアソールト(COUNTER ASSAULT)」ですし、昨今の出没状況を考えると次はどうしようか考えてしまいます。
しかしこのスプレーは実際にグリズリーに襲われた人間が設立した会社で作られており、缶の下側にはクマに襲われた時の代表の写真が小さく印刷されています。そこら辺がこの商品を信用した理由だったりします。

そして熊スプレーの射程距離は4~5mです、高級車の全長位の間合いでしか効きません。いざという時に使えるでしょうか?かといって簡単に訓練出来る代物ではありません。
動画サイトで「熊スプレー」などと検索してみると実際に使用している動画が出てきますので、イメージトレーニングしておくだけでも効果があると思います。あと安全ピンの外し方位は実際にやってみた方が良いと思います。
最後に熊スプレーは車に積みっぱなしなどにしておくと職質で見つかった時、軽犯罪法で引っ張られます。登山や理由があって山へ入る時の携行は正当な理由と解されますが、通勤時や買い物時の携行は正当な理由とはみなされません。注意してください。











