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伊豆の別荘事情

Posted on 2025年11月9日 by izupix
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 2024年夏に将来の移住を見据えて行動を開始しました。候補地は北海道、伊豆、富山とあった訳ですが、昨年書いた記事の通り伊豆、そしてその理由は後述しますが別荘地に絞って物件を探すことにしました。

 移住を検討している時にタダ~50万円といった二束三文の別荘を購入して、DIYをしながら幸せそうに暮らしている動画を何件か見る機会がありました。これが市街地ではなく別荘地を選択した理由の一つになります。

 「別荘は買い手が付かない、管理費もかかるので手放したいオーナはタダでもいいから持って行って欲しいのだ。だから非日常的な豪華な物件が二束三文で手に入る」そんな話をネットで何件か見聞きしました。

■ 駅近、新しい物件は強気の市場

 それでは伊豆の別荘はタダ同然で手に入るのでしょうか?色々見てきましたが本当に極一部の例外を除いて答えはNOでした。伊豆の別荘にはまだまだ価値があるというのが約1年半の間伊豆の物件を見続けてきた私の感想です。

 実際伊豆高原駅前の不動産屋には数千万円の物件がゴロゴロ並んでおり、豪邸レベルな億の物件も見ました。実際に電話した不動産屋の中には「1000万円以下の物件は扱いたくない」位の強気の店もありました。

 よくよく考えてみると伊豆には東京からのそう遠くはない距離、温暖な気候、豊富な観光資源とプラス要素が数多くあり、最盛期の勢いこそはないものの物件を求める人もまだ数多くいるということだと思います。

 試しに東京駅前の9時始業の会社で働くとして「どの電車に乗れば間に合う?」と調べてみました。都内で最も東京駅から遠い奥多摩駅は6:31分に出発する必要がありますが、新幹線を使うという裏技を使えば伊豆高原なら6:52です。奥多摩より21分遅く出発できます。

 オール普通電車でも5:18の一番電車に乗れば間に合うことが出来ます。この時間では毎日の通勤は厳しくても、在宅勤務中心で週1~2回なら通勤も可能そうです。

奥多摩6:31→東京8:50(普通電車のみ)

伊豆高原6:52→東京8:32(新幹線利用)

伊豆高原5:18→東京8:16(普通電車のみ)

 熱川にあるリゾートパークあたがわの看板です。活気を保つ為にリゾートホテルや企業も誘致して頑張っている姿が伺えます。看板も新しくなっており、まだまだ価値のある別荘地としてきっちり管理されている雰囲気がこの看板1枚からも伝わって来ます。

■ 狙い目は駅から離れた昭和築物件

 しかし景気の良い話ばかりかというとそうでもありません。比較的新しい物件、駅に近い物件は上に書いた通りですが、別荘地が開発された昭和40年代~50年代に建てられた物件はだいぶ古くなって強気でもいられない印象です。いわゆる「二極化」という現象はあると思います。

 駅から離れた別荘地では築40~50年位ですとだいたい500万円以下の値段が付いています。そして別途温泉契約にまつわる料金を払えば温泉を引くことも可能です。

 別荘地によってこの大きさでこの築年数なら〇百万円位というおよその相場がありますが、古い物件になると相場~強気の価格ですとなかなか買い手が付きにくい様です。

 しかし早く手放したいオーナが価格を100万円位下げると一気にお得感が増しますので、価格を下げて数か月で売れていくのを何件も見ました。

 具体的な数値でもう少し書くと、300万円以下の物件は築年数や駅からの距離、駐車場の有無に限らずほぼ全て1年以内に売切れた感じです。

 一方400万円台では駅からの距離や築年数でお得感があれば数か月で売れますが、築40~50年前後、駅から4~5kmですとなかなか難しく300万円近くに値下げされたタイミングで売れていく感じです。

 物件の価値は建物の状態やリフォームの有無、眺望などによっても左右されますので、全てを一括りに語るのは少し雑な感じもしますが、多くの物件を俯瞰的に見るとそんな感じです。

 古い物件でも「負動産」などと自虐的になる必要は現状まだなく、市場価値はまだまだあるという印象です。

 そうすると冒頭書いた「タダ同然の別荘を手に入れて!」という生活は不可能か?というと可能性は0ではありません。

 オーナーが「半年以内に売れればいいので、それ相応の価格で売りたい」とどっしり構えている物件では可能性がありませんが、「金額はどうでもいいので1日も早く手放したい」というオーナが稀に100万円やそれ以下の値段を付ける時があります。

 建物は空家状態で放置すると急激に痛みますし、別荘には管理費や固定資産税もかかりますので、「幾らで売れる」より一日も早く手放したいというオーナもいます。

 そんなに件数が多い訳ではありませんが、1年半の間に3件位覚えがあります。しかしそんな物件はほぼ1月以内に売れてしまいますので、こまめに不動産屋のホームページをチェックする必要はありますが、不可能ではないということです。

 また不動産屋を通さない個人売買の物件等でも時々破格の物件が出ることがあります。

 しかし個人売買の安い物件の場合は価格より「良い人に住んで貰いたい」という気持ちが強くなりますので、ある程度信用出来ないと売って貰えません。地元の人にこの人は移住の意思があるとアピールしながら気長に待つしかありません。

 伊豆に関して言えばネット情報の様に0円の別荘物件がゴロゴロということはありませんが、破格の物件は存在するということです。

 勿論私が見た物件は現在売りに出ている全物件から見ると氷山の一角だとは思いますので、これが完全に正しい見方だとは思いません。

 しかしここ1年半で100件以上の物件は見てきました。そこでこれから伊豆の別荘を探そうとする方のお役には僅かですが立てると思い、感じたことを書いてみました。こんな雰囲気と参考にして頂ければ幸いです。

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Author: izupix

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